当院の特徴 歯科・眼科の連携で全身疾患を視野に入れたアプローチ
あまが台歯科クリニックの診療の特徴は?
「歯科」と「医科」の連携に力を入れていることです。近年、歯科疾患と全身疾患の関連が重要視されるようになってきました。中でも、歯周病と糖尿病の関連には、高い関心が集まっています。糖尿病の主要な合併症に、糖尿病網膜症や白内障などの眼科疾患がありますが、あまが台歯科クリニックには眼科も併設。地域の内科の先生方からも情報提供をいただきながら、医師との連携を通し、糖尿病に対するアプローチをしています。
歯周病治療は糖尿病の改善につながりますか?
ご存知のように、歯周病と糖尿病は相互に悪影響を及ぼしあっています。最近分かってきたことは、歯周病を治療することで、血糖コントロール不良が改善されるという関係。つまり、口腔内のメンテナンスが、糖尿病の治療に大きな役割をはたすことが実証されてきているのです。アメリカとヨーロッパの歯周病学会は、SRPを受けることによって、2型糖尿病患者のHbA1c値(長期的な血糖値を反映し、血糖コントロールの指標となる数値)が0.4%下がると報告しています。また、逆に、HbA1c値の改善によって、歯周病や根管治療の予後も良くなります。
糖尿病など全身疾患に対するあまが台歯科クリニックの取り組みは?
先ほど述べた理由から、あまが台歯科クリニックでは、メンテナンスに力を入れた診療を実施しております。歯科衛生士が13名在籍しており、歯科医師とともに患者様への啓蒙や説明を行っています。そして、全身疾患を視野に入れた歯科検診で最も大切なのは「医療面接」。患者様としっかりお話をし、既往歴や現在の健康状態などをしっかりと把握した上で、歯科治療を進めることが重要です。例えば、糖尿病が進行していることに気づかず抜歯をし、敗血症を起こしてしまう場合もあります。あまが台歯科クリニックでは、月に1回、患者様に体調を伺う機会を設け、全身の健康状態の把握に努めています。その際、歯周病が治りにくいことから糖尿病を疑い、内科の受診を進めるケースもあります。また、眼科診療を行う際、糖尿病のコントロール状態を評価するために、糖尿病の罹患期間や、HbA1C値などが指標として用いられることが多いと言われています。